コレオグラフィプロジェクト

視覚的音/音楽とは何か?
自身がきこえないため、音/音楽に関心があり、そしてそれを視覚化させるべく振付制作をおこなっている。
多様な要素を用いて、視覚化させた音/音楽を創りだす試みを行っている。

自身が生み出した視覚的楽譜を発展させ、それを、ダンスムーブメントを通して、きこえない立場から捉えた私の音楽の視点を伝えている。

視覚的にダンスの美学を深めると提携して、私の音楽に対する理解を深め、発展させている。
それを、異なる分野の他のアーティストともに共同制作することで、視覚的音/音楽の研究を多様な角度からおこなっている。

また、他にない独特の私のアプローチにより、
共に仕事をしたカンパニーや教育機関のダンサーたちに、刺激や発展、考察などの影響を与えている。

楽譜制作方法
私の調べによると、音楽のコンポーザーたちは、音楽に数的関係が見られるように、音楽は数学との関わりがあると述べている。

数的表現は視覚的なものなので、きこえない私でも見ることができる。
それで、私は数的、表記法を用いた視覚的楽譜を制作することになった。

  • ノイズの海

    ノイズの海 あうるすぽっとプロデュース。 ロンドンを拠点として20カ国40都市以上で活躍中のダンスアーティスト 南村千里による「ノイズの海」が、2016年12月15日~18日に豊島区立舞台芸術センター、あうるすぽっとで上演された。 ろう者でもある南村が感じる音楽と、きこえる人が感じる音楽は、どこが同じで、どこが違うのか。 さまざまな身体から生まれる「音/音楽」を、ライゾマティクスリサーチが開発したテクノロジーを使った表現と、ダンスムーブメント、ドラマで鮮やかに共創。 アーティスティックディレクター/コンセプト/振付家: 南村千里 パフォーマー: 紅日毬子、菊沢将憲、酒井郁、田上和佳奈、南雲麻衣、望月崇博 テクニカルディレクション/エンジニアリング: ライゾマティクスリサーチ 照明: 佐々木真喜子 音響: 佐藤こうじ 衣装: 富永美夏 舞台監督: 西川也寸志 プロデューサー: 岸本匡史 企画制作:あうるすぽっと レビュー: webマガジン『artscape』 レビュー: webマガジン『Dancers』 インタビュー記事: あうるすぽっと インタビュー記事: CINRA.NET All photography by 池上直哉
  • PASSAGES OF TIME

    PASSAGES OF TIME 「音楽は、音による時間経過の描写だ」(ピーター・マクスウェル・デイヴィス卿、作曲家/ 1934年9月8日 – 2016年3月14日) 彼の言葉を引用したPASSAGES OF TIMEは、南村千里のきこえない視点から捉えたパワフルな表明である。 その構造は、クラシックな音楽から編み出された新しい記譜、そして抽象的な楽器法、3人のダンサーから生まれるアンサンブルから成る、独自のものである。 アートカウンシルイングランドと、デジタル/障碍のエージェンシー:cusp incのサポートのもと、ブライトンデジタルフェスティバル2016の一環として、ショーケースを上演。 アーティスティックディレクター/コンセプト/振付家: 南村千里 ダンサー: クリスティーナ・アレイン、ネイサン・グッドマン、パトリシア・サフラ ソニックアーティスト: ダニー・ブライト 照明/演出デザイナー: ジョン・アームストロング 抽象映像作家: フィオナ・リング アニメーター: デーヴ・パーカー プロジェクトアカウンタント: デヴィッド・ジョーンズ プロデューサー: サラ・ピケットホール ショーケース 2016年9月 @ the SPIRE Arts, Brighton, UK   TIME 「Time」は、2015年7月に3人のきこえるダンサーと共に、南村千里による新たな視覚的楽譜を発展させたものである。 この作品からきこえない側の視点ときこえる側の視点の両方が見られ、視覚的楽譜に沿って編みだされるダンサーの動きを通して音のパターンを模索しているのが分かる。 音楽の専門家、マイケル・スペンサーによるレッスンから立案したもので、ダンスフィルムからその成果を理解できるだろう。 振付家: 南村千里 ダンサー: クリスティーナ・アレイン、ネイサン・グッドマン、パトリシア・サフラ 撮影監督: ダニー・ウェインスティン コンサルタント: マイケル・スペンサー プロデューサー: サラ・ピクセル シェアリング 2015年7月 @ ヴィンセントダンスシアター、ブライトン All photography by Mark Pickthall  
  • Ring the changes

    リング ザ チェンジ+

    ダンスパフォーマンスと音を視覚化させるデジタルアートの相互における関わりを探索し、向上させたものが、リングザチェンジ+である。 2012年末から2013年初にかけておこなった4週間の研究開発で、新たなムーブメントの素材と視覚的楽譜を獲得し、2013年10月にデジタルアートの融合の研究開発を、ウォーターマン アートセンターで2週間行った。 それは音を視覚化させる独特なダンスとデジタルアートとのコラボレーションの作品になる。 アンリミテッド2014(アートカウンシルイングランド、アートアドミン、シェイプ共催)に選抜され、ツアーが開催される。 振付家: 南村千里 デジタルアーティスト: ニック ロスウェル パフォーマー: リチャード コーザー/ ネイサン グッドマン、カルロッタ ピュウベル、パトリシア サフラ ディレクター: ジスレーヌ ボッディントン 助言者:    ルーク ぺル ヴォイストレーナー: ガイ ダートネル 時間: 約30分 上演: 2014年9月 アンリミテッドフェスティバル @ サウスバンク、ロンドン 2014年11月 ネットワークボディ @ ウォーターマン アートセンター、ロンドン 2014年12月 第6回国際フェスティバル InShadow @ リスボン、ポルトガル プロデュース: body>data>space 助成: アートカウンシルイングランド 視覚的楽譜 ジョンケージや武満徹などのコンポーザーたちが、数値方法と偶然性を用いた音楽を参考に、新たな楽譜を制作。   Photographed by Roswitha Chesher
  • Stuck in the Mud

    ぬかるみにはまって

    サイトスペシフィックプロジェクト、ぬかるみにはまっては、観客が歴史のある環境内の室内と野外を移動しながら、パフォーマンスを楽しむことができる。 アーティスティックディレクター、マーク ブリューの総合監督の下、障碍のあるダンサーと障碍のないダンサー(ウェールズバレエ団)によるパフォーマンスが行われた。 南村千里は、ウェルカムと風、ブナの木通りのパートの振付を担当。 上演: 2013年 @ ニューポートマーケット、ニューポート     2013年10月 @ 中世ブラックフライアーズ小修道院     2013年6月 @ ヒドコート マナー ガーデン 主催: GDance
  • Beats New Beats

    新生ビート/ビート

    旧作ビート(2009年)を発展させた新生ビートは、2010年から2011年にかけて、英国とオランダで上演ツアーがおこなわれた。 振付: 南村千里 パフォーマー: ダニエラ ビ ラーセン、ぺトラ スーラ 照明デザイン: アンディ ハマー 時間: 25分 上演: 2011年2月 @ Howth Theatre, Crawley     2011年4月 スピリングダンス2011 @ ユトレヒト、オランダ     2010年10月 ダダフェスインターナショナル2010 @ リバープール     2010年10月 @ グリニッジダンス、ロンドン 主催: ステップアウトアート 助成: アートカウンシルイングランド 映像: 初上演における反響 (マーク X ジョーンズ 映像: ドキュメンタリー (マーク X ジョーンズ 記事: オランダ新聞deVolkskrant、2011年4月20日(蘭文 / アネッタ エンブリチ) 記事: 英国ダンスマガジン「Dance Europe」11月号 1ページ、2ページ(英文 / ドナルド フテラ) 記事: 英国ダンスマガジン「Dance Times」9月号 (英文 / デビッド ミード) ビート は、視覚的楽譜内で計算した下半身の動きを発展させたものである。 身体の一部がフロアや空間に与える効果の研究が活かされ、観客は、そこに聴覚的音がある、ないにも関わらず、ダンサーたちの動きを通して、視覚的反響の効果をエコーのように確認できる。 振付/照明デザイン: 南村千里 パフォーマー: ダニエラ ビ ラーセン、南村千里 コンポーザー: ルイス ギブソン 時間: 約15分 上演: ...
  • Epic Arts Cambodia

    エピックアートカンボジア 4D

    4Dは、2009年、カンボジアのカンポットに滞在した2カ月間、共に一緒に仕事をした、きこえないパフォーマーと身体障碍のあるパフォーマーの持つ各々のリズムと、彼らの生活から生まれた。 この振付作のポイントは、相互に敬意を払い、共有し、助け合うことで、人と人との関係を積み重ね、発展させていった。 振付: 南村千里 パフォーマー: Porn Nadenh, Mat Not, Duon Pros, Ork Sovy コンポーザー: クリストファー ベンステッド 衣装デザイン: ナッツ サムニーング 時間: 約10分 上演: 2010年9月 リバティフェスティバル @ ロンドン     2010年5月 ROAMダンスフェスティバル @ カンボジア     2009年12月 スポットライト @ カンボジア 主催: エピックアート 助成: 日本財団
  • Canon for Duet

    デュエットのためのカノン

    音楽の研究により判明した、人々愛される音楽要素であるカノンをテーマにする。 3名の異なる人々の声を組み合わせて制作した録音を、映像作家である馬場晃が音の諧調とヴォリューム、長さが理解できるよう映像化した。 その映像と共に、パフォーマーが視覚的楽譜に沿って踊る。 振付: 南村千里 ダンサー: カーリー ベスト(フィードバックフォーラム+プレイズプライズ)、ジャマイマ ホードレイ(プレイズプライズ+ファーストズ)、ハナ シェパード(ファーストズ)、南村千里(フィードバックフォーラム) 照明: ジョナサン サムエル コンポーザー: 馬場晃、南村千里 映像: 馬場晃 時間: 約15分 上演: 2008年10月 ファーストズ @ ロイヤルオペラハウスⅡ     2008年9月 プレイズプライズ @the Place、sponsored by Bloomberg 助成: アートカウンシルイングランド 映像: SeeHear BBC 2008年9月 記事: 英国新聞ガーディアン 2008年10月10日(英文) 視覚的楽譜 カノンの数的作用を用いた視覚的楽譜を制作。 Photographed by Yumiko Hakamada
  • SCOT

    スコット

    スコットは、ダンス教師であるスコットのサインネームから生まれた。 それはひとつの音部となり、ふたりのパフォーマーの腕が視覚的楽譜に沿いながら数々の音部を生み出していく。 シンプルな動きが複合していくにつれて、パフォーマーの精神と身体が融合されていくのが見てとれるであろう。 振付家:     南村千里 パフォーマー: スティナ ニルセン、南村千里 時間: 約15分 上演: 2007年1月 Resolution! 2007 @ the Place      2007年10月 デフ エスニック フェスティバル MELA 批評 「SCOT」は、Resolution!で発表された作品の中でも貴重で、知性的な、良く創られた稀な作品である。お互いに向かい合った2人の女性ダンサーの織り成す腕の動き、2人の間の空間で生み出される軌跡。無音の中で曲線と円弧がリズムを生み出し、繰り返し、時には強い一振り、別の四角い光の空間への移動が、見えない音を増幅させる。一見シンプルに見えるが、僅かに複雑な構成になっており、ダンサー同士の対話は、常に能動的であり、2人の解き放たれた集中力が、観客をこの対話へ惹きこむ。南村が意図していることは、きこえない側から捉えた音を共有することであるが、彼女は美しく明晰な構成で、ミニマルで愛嬌のある作品を上演することに成功した。 マーチン ハーグレーヴ ダンスシアター雑誌 編集長 視覚的楽譜 英国の著名な振付家、ジョナサン バロウズのアドバイスより「視覚的楽譜」を作り始める。 楽譜の書き方を知らないため、シンプルに、数的記号を用いることから始めた。 数的記号の代わりに短いラインを並べ、時の違いを幅で表現している。