スコット

スコットは、ダンス教師であるスコットのサインネームから生まれた。
それはひとつの音部となり、ふたりのパフォーマーの腕が視覚的楽譜に沿いながら数々の音部を生み出していく。
シンプルな動きが複合していくにつれて、パフォーマーの精神と身体が融合されていくのが見てとれるであろう。

振付家:     南村千里
パフォーマー: スティナ ニルセン、南村千里
時間: 約15分

上演: 2007年1月 Resolution! 2007 @ the Place
     2007年10月 デフ エスニック フェスティバル MELA

批評

「SCOT」は、Resolution!で発表された作品の中でも貴重で、知性的な、良く創られた稀な作品である。お互いに向かい合った2人の女性ダンサーの織り成す腕の動き、2人の間の空間で生み出される軌跡。無音の中で曲線と円弧がリズムを生み出し、繰り返し、時には強い一振り、別の四角い光の空間への移動が、見えない音を増幅させる。一見シンプルに見えるが、僅かに複雑な構成になっており、ダンサー同士の対話は、常に能動的であり、2人の解き放たれた集中力が、観客をこの対話へ惹きこむ。南村が意図していることは、きこえない側から捉えた音を共有することであるが、彼女は美しく明晰な構成で、ミニマルで愛嬌のある作品を上演することに成功した。

マーチン ハーグレーヴ ダンスシアター雑誌 編集長

視覚的楽譜

p-scot

英国の著名な振付家、ジョナサン バロウズのアドバイスより「視覚的楽譜」を作り始める。
楽譜の書き方を知らないため、シンプルに、数的記号を用いることから始めた。
数的記号の代わりに短いラインを並べ、時の違いを幅で表現している。